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07/18/2013    ムルシア美女

自転車旅の醍醐味の一つは国境越えではないだろうか。

思い出のつまった国に別れを告げ、これから来る国に胸が高鳴る。
そんな瞬間がたまらなく楽しい。

でも、国境だけでなく、県と県、州と州を超える瞬間もまた楽しい。

アンダルシア地方からムルシア地方に入る時もそうだった。

長い間滞在した、アンダルシア地方。
ムルシア地方の看板が見えたときは、うれしさと寂しさが混じったなんとも言えない感情だった。

ムルシア地方に入ると一気に花が増える。
そんな景色と花の香りを楽しみながら進む。

「ムルシアは長居せず、一気に駆け抜けよう」

そんなことを考えながらペダルをこぐ。


宿に着き、まずすることは自転車と荷物の安全の確保。

そして、バー探し。

一日、自転車をこいで飲むビールはこの世のものとは言えない味だ。
暑い日の中、ふらふらになってこいだ後のビールは、頭の先から全身までビールが染み渡る。

スペインでは、毎日バーを求めて街をうろついていた。


日中も、
「今日は何のビールが飲もうか。」
「こんなにこいだ後のビールは最高だろう。」
そんなことを考えながらペダルをこぐ毎日だった。

軽いビール中毒者になっていたかもしれない笑。

そんなこんなでムルシアでもついてまずバーを探す。

その日は、夜遅かったこともあり、空いていたバーは一つしかない。
導かれるように一軒のバーへ。

客は僕しかいなかった。

誰もいないのでカウンター席へ。


カウンター席に座ってはっとした。


「なんてきれいな人がいるんだろう」

一瞬、みとれてしまった。


彼女の名前はマリアナ。
ウクライナ出身で、仕事を探してスペインに来ているという。

ロシア近郊の人が持っているちょっと冷たい感じがする美しさだった。


客は僕一人しかいないので、しばらく彼女と二人で話す。

彼女の英語力と僕の英語力は同じくらいだったので、お互い気兼ねなく話せたし、お互いの言いたいことがよく分かり合えた。(と思う)


スペイン人は英語が全く話せない人が多い。
逆にホステルで、英語圏の人と話す時は早い会話のテンポについていくのは難しい。

そんな状況もあって、ゆっくりと人語るということを久しく僕はしていなかった。

きっと僕はゆっくりと人と語ることに飢えていたんだろう。

旅マジックというやつもあるだろう笑。


でも、それ以上に彼女にひかれてしまった決定的なことがあった。




しばらくすると子どもを連れた家族連れのお客がやってきた。

(夏のこの時期、ポルトガル、スペインでは、夜中の12時くらいまで子どもが外を歩いていても普通です。夜も9時過ぎまで明るいので。変わってますね。)


その時、

「オラ!」(こんにちは)

と、彼女がスペイン語で子どもたちとしゃべりだしたのだ。

スペイン語の響きはとてもかわいらしい。
語尾が伸びているのでちょっとおどけたような響きがする。

そんなスペイン語の響きが、ちょっとつめたい表情の彼女から聞こえてくるなんて、まったく予想だにしていなかった。

「はっ。いけないいけない。」

まったくの不意打ちだった。
美しい彼女が、子どもたちとちょっとおどけたようにスペイン語を話す姿にしばらく僕は見とれてしまった。


これがギャップ萌えというやつか笑

こんなに強烈なギャップ萌えは初めてだ笑


ムルシアの花とムルシア美女。

ムルシア地方は一日しかいなかったけど、忘れられない場所になってしまった。


早く進まないと笑

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