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こんにちは。もう新学期の季節ですね。
日本では、みんな年度初めで頑張ってるころなんだろうなー。

去年、桜を見たころから一年がたったのか…。
長かった気もするし、でもあっと言う間だった気もする。
いろんなことがありすぎて、時間の感覚がちょっとおかしい。




この病院での入院生活はほとんど不自由なく過ごすことができている。
ここがバングラデッシュということを考えるとこれ以上ないほどの快適さだと思う。


シーツはちゃんと洗濯されているし、蚊帳もきれい。

停電はたまにあるくらいだし、エアコンもある。

大通りからちょっと離れてるから、クラクションの音もそこまでうるさくない。

なんとWi-Fiもある!


そして、ドクターが日本語をしゃべれる。

なかなか症状の微妙なニュアンスなどを伝えるのは難しいのだが、日本語ならちゃんと伝えられる。


何より、看護師の小林さんが日本人ならではの細やかな看護をして下さるし、毎食の日本食が本当においしい。
退屈な入院生活では、おいしい日本の食事が何よりの楽しみだ。


これ以上のことをバングラデッシュで求めたらばちがあたるだろう。




でも、やっぱり外国での入院生活はやっぱりいろいろある。


まず、手術の時は不安だった。(手術というほどのものではないかもしれないが)

「ここからは手術室だからこのスリッパに履き替えてください」

と言われ手術室に入る。

「あーよかった。さすがに手術室だからきれいにされているんだ。」

と思っていたが、手術室にあるトイレに行くとありが行列をなしている。


不安すぎる気持ちの中、手術室に行く。


手術室にある機械もどれも古い機械ばかり。

「大丈夫。今回はちょっと切るだけで機械も必要ないし、ここからきれいにしてくれていれば…。」

と自分に言い聞かす。

しかし、手術台に用意されたシートはよくわからんシミでいっぱいだった。

「じゃあ、始めますねー。」

とドクターの声。

「ん?やけに鮮明にドクターの声が聞こえるな。」

と思ったら、ドクターたちはマスク、手袋はつけていない。

「ちょっとまてーい!」

と言いたかったが、言う間もなく手術が始まってしまった。

もう不安以外の何物でもない。

さすがに手は消毒してくれていたよね…?


そんな不安で不安で仕方ない中での麻酔注射。
しかも、生まれてはじめての頭への麻酔注射。


「ちょっとイタイヨー。ゴメンなさいねー。」

と言われた時にはもう不安で声にならない悲鳴を上げていた。


…。

…。

不安と痛みでそれはもう最悪の麻酔でした…。
あー、今思い出してもぞっとする。
しばらくトラウマになりそうです…。





でも、何より一番困るのは、価値観が違うということだ。
普段ならその違いが面白かったり笑ってやり過ごせるのだが、入院中はさすがにきつい。

夜中に点滴が逆流してたのでナースコールで看護師さんを呼ぶ。
しかし、言葉が通じない。
なんとか通じて「来て下さい」と言うと「ちょっと待って」と言われる。
おとなしく待っていてもなかなか来てくれない。
仕方がないのでもう一度コール。
すると「もうちょっとで行くから」と同じ返事。
それでもなかなか来てくれないので三回目のコールをかけようと思ったらやっと来てくれる。
こんな感じ。


「ちょっと痛むんだけど」と言うと、どこがどう痛いのかと聞かずに「ノープロブレム」と言われてしまう。


部屋にゴキブリがいて、点滴をつながっていて自分で処理できないので、スタッフに退治してもらおうとする。
すると、近くにあった僕のサンダルをもって、僕のサンダルでやっつけようとする。
やっつけた後、手を洗ってくれない。


「ノックして入ってね」といくら言っても、スタッフはノックするのを忘れてしまう。
そして、鍵をかけて出ていくのを忘れてしまう。

決して、悪気があるわけではないのだ。

やさしい人もいるし、熱心にやろうとしてくれてる時もある。

ただ、バングラ人にとって「それが問題だ」とは思っていないのだろう。
正確に言うと、「僕が思っているほど問題だ」とは思っていないのだろう。


ナースコールも、夜中に呼ばれれば行くのは遅れてしまうのだろう。
問題があるようには見えないのだろう。
ゴキブリを倒すのに近くにあるものを使うのはあたりまえなんだろう。
プライベート空間という意識も少ないからノックするのを忘れてしまうのだろう。


こういう価値観の違いは、きちんと主張し、伝えることが大事だ。
伝えれば、きちんと分かってくれるのだ。(まあ、「真に」伝えることは難しいのだが)


でも、今は違うのだ。

問題があったらすぐ来てほしいのだ。
痛むから、問題があるから、訴えているのだ。
ひとのものを使って、ゴキブリ退治はしないでほしいのだ。
しんどい時は一人にしてほしい、入る時は気を使ってほしいのだ。


今はこんなことを伝えることがしんどいのだ。
それを感じ取ってほしいのだ。


でも、今はとてもじゃないけど伝えられない。
言うことは言うが、言葉がなかなか通じないので伝えられない。


それが一番しんどい。



だから、そんな中友達や小林さんが気を使ってくれるのは本当にうれしい。

そして、一緒に話すのは気持ちを落ち着かせてくれる。




幸い、体は順調によくなっている。

さっき点滴も外れた。

明後日には包帯も外れ退院できる予定だ。


川で現地の人と遊んだことは全く後悔していない。
この病院も、バングラデッシュの中ではかなりよい病院だと思うし、不満が募っているわけではない。


でも、こんな時だからこそ、「異国にいるんだなあ」と強く感じさせられてしまう。




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